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妊娠検査薬の使い方

妊娠検査薬の使用時期

問診する女医

妊娠している可能性の有無を知るのに役立つ妊娠検査薬ですが、いつでも好きなタイミングで使用していいわけではありません。より有力な結果を得るためには、適切なタイミングで使用することが重要です。

受精卵が子宮内膜に着床する、つまり妊娠すると、その状態を維持するために「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(以下、hCG)」というホルモンが胎盤から分泌されます。

hCGは出産するまで分泌され続け、妊娠した翌日あたりからは尿内でも検出されるようになります。そして、妊娠後3日ほどでhCG濃度は25mIU/mLに達し、さらにその約2日後には倍の50mIU/mL以上に達するとされています。

一般に、国内で市販されている妊娠検査薬の検出感度は50mIU/mLです。そのため、順調にhCGの分泌量が増加しているとしても、着床してから約5日後(排卵から約2週間後)にしか検出できません。

つまり、それよりも早い段階で使用してしまうと、正確な結果を得られない可能性が高いわけです。排卵または妊娠からの日数を数えておき、hCG濃度が50mIU/mLを超える日を見計らって検査するようにしましょう。

Luckytest妊娠検査薬

一方、LuckytestやWondfoなど、海外製の妊娠検査薬は、その多くが検出感度を25mIU/mLとしています。日本製の妊娠検査薬に比べて検出できるタイミングが早く、妊娠後約3日(排卵から約12日)で検査可能です。

また、通常よりも早めに検査して妊娠の可能性を調べる「フライング検査」に適しているのがポイントです。日本製の妊娠検査薬は生理開始予定日の約1週間後からしか使用できないのに比べて、海外製の製品は生理開始予定日の2日前から使用できます。

※フライング検査について

一般に推奨されているタイミングよりも、早く妊娠検査を行うことをいいます。ただし、早くても生理開始予定日2日前(高温期12日以降)から行うようにしてください。

あまりに早くから検査をしても、正しい結果を得られません。検査するタイミングについては特別決まっていませんが、朝一に測定すると、より正確な結果を得られやすいとされています。

検査薬の使い方

試験紙タイプ

①採尿コップなどの容器に一定量、尿を採取します。
※より正確な測定結果を得るために、朝一の測定をおすすめします。

②試験紙をMAX線が下になるように持ちます。

③MAX線ギリギリのラインまで尿に浸し、10秒ほど待ちます。
※MAX線を越えて浸してしまうと測定失敗、無効です。ご注意ください。
※10秒というのはあくまでも目安です。判定線の出る部分まで尿が吸い上げられたことを確認してから、取り出してください。

④取り出した試験紙を平らな場所に置き、5分以内に測定結果を確認してください。
※5分を超えると測定結果が無効になります。ご注意ください。

スティックタイプ

①キャップを外し、尿吸収体(穴が開いている部分)が下になるように持ちます。

②尿吸収体に3秒ほど、直接尿をかけます。
※採尿コップなどに採取した尿に浸けて測定することも可能です。その場合は、尿吸収体を5秒ほど浸してください。
※尿をうまくかけられなかった場合、または検査に必要な尿量が十分に吸収されなかった場合は、5~10秒ほど延長して尿をかけてください。

③尿吸収体を下に向けた状態でキャップを取り付け、平らな場所に1分ほど置いて待ちます。

④5分以内に測定結果を確認してください。
※15分を超えると測定結果が無効になります。ご注意ください。

陽性反応と陰性反応の基準

陽性反応と陰性反応の基準を示す女医

陽性反応・陰性反応の判定基準は以下の通りです。試験紙タイプ、スティックタイプでそれぞれ判定方法が異なるので注意してください。
※早期妊娠検査薬はあくまでも妊娠の有無を知るためのものであり、状態の良し悪しまでは判定できません。仮に妊娠反応が現れたとしても安心せず、なるべく早いタイミングで医師による診断を受けてください。

試験紙タイプの判定方法

①陽性反応

コントロールライン、テストラインの両方が赤く浮かび上がっている場合は、妊娠反応が認められます。仮に色が薄くても、テストラインが現れているようであれば陽性と判断してください。妊娠している可能性があります。
※あまりに色が薄く、テストラインの有無をはっきり判別できない場合は、翌日、翌々日に継続して再度検査してください。妊娠している場合であれば、日にちが経過するにつれてテストラインが色濃く現れます。

②陰性反応

コントロールラインのみが浮かび上がり、テストラインを確認できない場合は陰性反応を意味します。
※妊娠しているものの、検出に必要な量のhCGが尿内に出ていない可能性も考えられます。検査後、生理が始まらない場合は3日後に再度検査する、または医師に相談してください。

③検査無効・失敗

コントロールライン、テストラインの両方が現れない場合、またはテストラインのみが現れている場合は検査失敗、無効です。
早期妊娠検査薬の使用方法を再度確認したうえで、改めて検査してみてください。

スティックタイプの判定方法

①陽性反応

「終了窓」「判定窓」に赤紫色のラインが現れた場合は、妊娠反応が認められます。
仮に判定窓の縦ラインが薄い場合も、陽性と判定してください。
※あまりに色が薄く、判定窓の縦ラインを確認しにくいようであれば、日を改めて再度検査してみてください。妊娠している場合は、日にちの経過によってラインが色濃く現れます。

②陰性反応

終了窓に縦ラインは浮かび上がっているものの、判定窓に縦ラインが現れない場合は陰性であることを意味します。
※妊娠しているものの、検出に必要な量のhCGが尿内に出ていない可能性も考えられます。検査後、生理が始まらない場合は3日後に再度検査する、または医師に相談してください。

③検査無効・失敗

終了窓、判定窓の両方に縦ラインが現れない場合は検査失敗、無効です。
早期妊娠検査薬の使用方法を再度確認したうえで、改めて検査してください。

反応判定に関する注意

妊娠していないにもかかわらず、陽性反応が現れるケース

・不妊治療においてhCG製剤(ゴナトロピン、フェルチノームなど)を投与された場合
※5,000単位で投与されていた場合、7~10日後あたりまでは体内にhCGが残存し、陽性反応を示す可能性があります。

・絨毛癌や卵巣癌といった「hCG産生腫瘍」がある場合

・閉経した場合
※閉経後は妊娠の有無に関係なく、微量のhCGが分泌されており、それによって弱い陽性反応を示すことがあります。

・流産や中絶をしてから日にちが経過していない場合

上記のほかにも、LH(黄体形成ホルモン)との交差反応が起きている、重度の糖尿または蛋白尿である、尿内に血液が混入している、といった場合に陽性反応を示すことがあります。

妊娠しているにもかかわらず、陰性反応が現れるケース

・尿が薄かった場合

・妊娠初期であり、尿内のhCG量が十分ではなかった場合

・生理周期が不規則な場合

・日数計算を誤り、適切な検査時期よりも早く検査してしまった場合

・胎児の発育停止や重度の遅滞などによってhCG量があまりに過少な場合

・胞状奇胎(受精卵に異常がある、または胎盤の組織に異常があることで起こる症状)が確認された場合

・稽留流産(胎児が死亡し、子宮内に留まるタイプの流産)の場合

そのほか、流産が起き始める前兆として陰性反応が現れるケースもあります。

【化学的流産について】

落ち込んでいる女性

早期妊娠検査薬を使って検査した際、一度は陽性反応が現れたにもかかわらず、3~4日後の再検査では陰性反応が認められるケースがあります

この場合、「化学的流産」が起きた可能性があります。

化学的流産とは、一度は着床が成立することで妊娠反応が認められるものの、胎嚢が形成されず、そのまま胎児の成長が進むことなく終わってしまう現象をいいます。生理時に似た出血をともなうため、以前までは生理現象として認識されることがほとんどでした。

しかし、妊娠検査薬の質が上がり、早期検査によって陽性反応を確認できるようになったことで、化学的流産に気付くパターンが増えているようです。

一旦は陽性反応が現れていることから“流産”と名付けられていますが、流産したときのような症状は現れません。また、妊娠出産歴に流産した経歴が残ることもありません。

フライング検査、蒸発線について

落ち込んでいる女性

フライング検査(推奨されているタイミングよりも早く検査すること)によって、「蒸発線」による誤反応が現れるケースがあります。

蒸発線とは、検査薬に吸収された尿が蒸発することで成分が濃縮され、時間差で現れる薄いラインをいいます。

通常、妊娠検査薬による検査は、使用方法や使用時期を正しく守っていれば1分前後で結果がわかるようになっています。そのため、5分以上経ってからラインが薄く現れた場合は蒸発線である可能性が高く、ただの誤反応と判断していいでしょう。

蒸発線が現れたとしても特に気にする必要はありませんが、混乱を招く要因になりかねないため、妊娠検査薬の使用方法や使用時期を守って正しく検査するようにしてください。

検査薬の保存方法

妊娠検査薬を手に取っている女性

妊娠検査薬は直射日光を避け、0~30℃の涼しい場所で常温保存してください。冷蔵庫内で保管しないように注意しましょう。結露によって検査結果に影響を及ぼすおそれがあります。冷凍も厳禁です。

また、天候や気温などによる影響を防ぐために、外箱に入れた状態で保管することをおすすめします。

そのほか、湿気に弱いのも注意すべきポイントのひとつ。開封後はなるべく早く使用するようにしてください。検査精度が落ちるおそれがあります。

妊娠検査薬には使用期限があります。使用期限については外箱に記載されているので、はじめに必ず確認しておきましょう。

使用期限を過ぎた妊娠検査薬は検査精度が落ちるおそれがあり、それによって妊娠しているにもかかわらず陰性反応を示すことがあります。

ちなみに、「尿内のhCGにのみ反応する」という検査薬の性質上、「hCGが分泌されていないのに陽性反応を示す」というケースはほとんど考えられません。

使用期限を過ぎた妊娠検査薬を使用したとしても、陽性反応が現れた場合はそのまま妊娠していると判断していいでしょう。

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