排卵検査薬の使い方紹介

排卵検査薬の使用時期

基礎体温計

排卵検査薬は、排卵の直前に起こる「LHサージ」を検出できるアイテムです。LHサージとは、排卵を促進する黄体形成ホルモン(LH)が大量に分泌されること。具体的には、陽性反応が出てから24~48時間以内に排卵がスタートするものと考えられています。

つまり、排卵検査薬の使用時期は、検査開始日から毎日検査を行い、排卵の1~2日前を知るということになります。おおよその排卵日を予測し、適切な時期を割り出して使用しましょう。

おおよその排卵日を予測することは、決して難しくありません。一般的に、排卵は「生理の14日前」前後に起こるとされています(生理周期によって変化します)。生理周期を把握すれば、おのずから排卵の時期を予測することが可能となります。

生理周期を把握するには、小数点以下2ケタまで計測できる「基礎体温計」を使用した「日々の基礎体温の計測」が最も簡単で確実です。女性の基礎体温は、「生理」と「排卵」を基準に上下に変化します。基礎体温が低い低温期と、基礎体温が高くなる高温期が周期的に起こります。

具体的には、生理が始まると低温期に入り、14日間ほど経過すると排卵が起こって高温期に入ります(体温の差は0.3~0.5度程度です)。

基礎体温を毎日計測して記録することを2~3サイクルほど続けると、自分の生理周期をつかむことができるでしょう。基礎体温をチェックして排卵日が近づいていることが予測できるようになったら、数日間、1日1回計測してみましょう(結果が不明瞭な場合などは1日2回行っても問題ありません)。

タイミングと産み分け

タイミング法

ベッドを共にしたカップル

最も受精しやすい(妊娠しやすい)時期は、排卵日の前後3日間といわれています。つまり、排卵検査薬を使って陽性反応が出た当日か翌日、あるいは翌々日です。

妊活を効率よく行うためには、そのタイミングでパートナーとベッドをともにすべき(性交時期)といえます。「3日間で2回」が、最も確実性が高い方法とされています。

男女の産み分け

男の子、女の子の赤ちゃん

生まれてくる子どもの性別は、精子の種類で決まります。そもそも、人間の性別は「X染色体」と「Y染色体」からなる「性染色体」によって決定づけられます。

男性はXとYが1本ずつの「XY染色体」を、女性はXが2本の「XX染色体」を持ちます。そして、それぞれの性染色体は、X染色体を持つ卵子にXとYいずれの精子が結びつくかによって決まります。

要するに、Y染色体を持つ精子(Y精子)が卵子に結びつくと男の子が生まれ、X染色体を持つ精子(X精子)が卵子に結びつくと女の子が生まれる仕組みになっているわけです。

そんな中、女の子を希望する場合は排卵の1~2日前(排卵検査薬の陽性反応が出た当日)に、男の子を希望する場合は排卵当日か翌日(陽性反応が出た翌日か翌々日)に性交すべきといわれています

排卵の1~2日前、精子の通り道となる「頸管」の粘膜は酸性で、Y精子はそのほとんどが淘汰されてしまいます。一方、排卵日当日には逆に頸管の粘膜がY精子にとって最適なアルカリ性に変化しています。

その性質を利用して、産み分けが可能となるわけです。

検査開始日の決め方

排卵検査薬の使用は、具体的にはいつから開始すべきなのか?その点にお悩みの方もいるかと思いますが、「生理開始日」「生理周期」が判明していれば、検査薬の使用開始日を割り出すのはそれほど難しくありません。

具体的には、以下の図を参考にしていただければと思います。

ベッドを共にしたカップル

たとえば、平均的な生理周期の日数は28日とされていますが、その場合は生理開始日から11日を目安に排卵検査薬の使用を開始するのがおすすめです。

10/10に生理が始まったなら、10/21が検査薬を使用する開始日であるということです。なお計測してみて陽性反応が出た場合、その24~48時間以内には排卵が起こると考えられます。

ただし、表を見ていただいてもわかるように、あくまでも平均周期が28日間ということであって、誰しもが当てはまるわけではありません。

生理周期は体質によって個人差があります。短ければ21日周期で、長ければ30~40日周期で生理・排卵が起こることがあります。

生理周期の計測方法

生理周期の計測

すでに解説していますが、生理周期は日々の基礎体温を計測することで把握できます。普段よりも0.3~0.5度ほど基礎体温が低くなる「低温期」に差しかかった場合、生理が始まっていると判断できます。その後、2週間ほどしてから排卵が起こって高温期に入り、さらにまた日を置いて低温期がスタートします。

生理周期日数は、生理開始日から次の生理が始まる前日までの日数を指します。

とはいえ「生理周期は毎回、微妙にバラバラ」という方もいらっしゃるかと思います。その場合には平均値(28日間)を使用するか、直近3ヶ月の生理周期のうち最短の日数で上の図に当てはめてみてください。

検査薬の使い方

検査開始日から、結果が出るまで基本的には1日1回測定しましょう。陽性反応がうっすら出始めたら、排卵日直前の合図です。その後、10~12時間間隔で1日2回測定することで、より細かい排卵時刻を知ることができます。(朝9時に1回、夜9時に1回など)

ちなみに、生理周期が不安定なので排卵日の予測が難しい方も1日複数回の検査がおすすめです。

試験紙タイプ

試験紙タイプ

尿をコップにとり、先端部分をひたして反応をチェックします。このタイプの排卵検査薬を使用する際には、3本のライン(線)に着目する必要があります。

1本目は、「MAX線」というラインです。この線は、「ここまで尿につけてください」という印を意味します。

使用の際には線ギリギリまで尿につけ、5~15秒間待ってから引き上げます。この際、尿の水位がMAX線を越えると「偽陽性」になってしまうので注意が必要です。

検査薬を引き上げて横に寝かせ、しばらく待つと2本目、3本目の線が現れます。「コントロールライン」と「テストライン」です。これらがきちんと現れれば陽性反応、そうでなければ陰性か無効となります。

スティックタイプ

スティックタイプ

こちらは、日本でなじみ深いタイプの排卵検査薬です。

トイレで手軽に測定できるのがメリット。尿吸収体(採尿部)に尿を3秒間かけて、終わったら尿吸収体を下に向けたままキャップをはめて水平なところに置いて1分間待ってから結果をチェックします。

なお、尿をかけるのが上手くいかなかった場合(尿吸収体にしっかり吸収できなかった場合)には、5~10秒間ほど延長しましょう。またスティックタイプの排卵検査薬はコップを使って測定することもできます。その場合は、尿吸収体を5秒程度コップにつけましょう。

使用する際の注意点

・朝一番の尿は避ける

起床後、最初の尿は凝縮されているためLH濃度が高く誤反応が出るケースがあります。

・測定2時間前から水分の過剰摂取を避ける

LH濃度が薄まって、結果が上手く出ない場合があります。

陽性反応と陰性反応の基準

陽性反応

試験紙タイプ

コントロールライン(尿吸収体から遠い位置に現れるライン)、テストライン(尿吸収体に近い位置に現れるライン)の両方が浮かび上がっており、なおかつ色の濃さがほとんど同じである場合は、陽性反応が認められます。48時間以内に排卵が起こることを意味します。

一方、各ラインを確認できるものの、テストラインのほうが明らかに色濃く浮かび上がっている場合は、陽性反応を示している点は同じですが、14~28時間以内に排卵する可能性が高いといえます。

スティックタイプ

コントロールラインとテストラインの両方を確認でき、なおかつ色の濃さが同等以上の場合は陽性反応が認められます。

試験紙タイプと違い、こちらはテストラインの濃さに関係なく、12~28時間以内に排卵する可能性が高いことを意味します。

陰性反応

両方のラインを確認できるものの、コントロールラインに比べてテストラインの色が明らかに薄い、またはテストラインが現れない場合は陰性であることを意味します。

検査失敗・無効

両方のラインが現れない、またはテストラインのみが浮かび上がっている場合は検査失敗、無効です。排卵検査薬の使用時期や使用方法を見直し、正しく使用していることを確認したうえで再度検査してください。

反応判定に関する注意

前提として、LH(黄体形成ホルモン)は日頃から多少なりとも分泌されています。

また、分泌量は個人差や生理周期によって異なります。そのため、普段から尿内のLH濃度が高い場合は、排卵の有無に関係なく陽性反応を示すことがあります。逆に、排卵が起きていても尿内のLH濃度が低い場合は、陰性反応が現れることも考えられます。

そのほか、以下のようなケースも考えられます。

排卵が起きているにもかかわらず、陰性反応が認められるケース

生理周期が不規則な場合

無排卵周期症(生理時に似た出血は起こるものの、排卵が起こらない病態)である場合

検査開始日を誤り、陽性反応を見逃してしまった場合

過剰な水分摂取をはじめ、さまざまな要因によって尿内のLH濃度が低下している場合

排卵検査薬の使用方法に誤りがある場合

※検査を重ねても陰性反応が続く場合は、今回の検査において尿中のLH濃度の上昇が認められなかったことを意味します。引き続き検査する、もしくは次回の生理周期まで待って再検査してください。

排卵が起きていないにもかかわらず、陽性反応が認められるケース

生理不順に陥っている、または著しくホルモンバランスが乱れている場合

ホルモン製剤を用いて不妊治療を行っている場合

内分泌障害や多嚢胞性卵巣症候群といった疾患が認められる場合

過度な尿の濃縮などにより、尿内のLH濃度が上昇した場合

胞状奇胎(受精卵や胎盤の組織に異常が現れ、過度に増殖した状態)が認められる場合

絨毛性疾患や子宮癌などを発症している場合

上記のほかにも、妊娠中や分娩後、流産後に検査することで陽性反応が現れることがあります

※繰り返し検査を行っても陽性反応が続く場合は、今回の検査において排卵日を予測できなかったことを意味します。次回の生理周期を待って再度検査する、または医師に相談するようにしてください。

検査薬の保存方法

検査薬を手に取る女性

直射日光を避け、0~30℃の涼しい場所で保管するようにしてください(冷凍してしまうと、結露によって検査結果に影響を及ぼすおそれがあります)。

また、気温や天候による影響を最小限に抑えるために、なるべく外箱に入れたまま保管することをおすすめします。

排卵検査薬は湿気に弱いので、開封後は早めに使用するようにしてください。品質が低下し、検査精度が落ちるおそれがあります。

使用期限につきましては、外箱に記載されています。検査精度が落ちるおそれがあるため、使用期限を過ぎたものは使用しないでください。

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