検査薬をご購入いただき誠にありがとうございます。
この1本は陰性反応です。
排卵検査薬は体内LHホルモン分泌量を調べ、排卵日を予測する仕組みです。
LHホルモンは普段から分泌されているため、真っ白の陰性反応があれば、薄い線の陰性反応もあります。基準線より薄い線は日常のLH値を示すものであり、陽性反応ではありません。
陽性反応の判定基準ですが、判定線と基準線がほぼ同じ濃さ、もしくは判定線(T)の色が明らかに濃い場合、陽性反応となります。
そして検査手順について、検査薬を使用する際には、まず検査薬の全体が薄ピンク色(尿を吸収される水色)になり、その後、全体的な色がなくなり、判定ラインだけが残るような流れになります。もし検査に必要な尿量を吸収されないときは、結果が出るまで時間がかかったり、中途半端な色、模様になることがあります。
検査失敗を防ぐため、必ず下記の検査手順で検査してください。
◎検査薬に直接尿をかけるのではなく、必ず採尿コップを使ってください
◎検査薬を垂直に、MAX線ぎりぎりまで尿に入れ、5秒間~15秒間浸します
◎尿の吸収が十分ではない時は、判定線が出る部分に尿が吸い上げられたのを確認できるまで浸すことをおすすめします。
無排卵周期については、基礎体温から判断されます。
排卵検査薬はLHサージを検知し、排卵日を予測する仕組みです。しかし、たとえ陽性反応(LHサージ)があっても何らかの原因(ホルモン分泌乱れ、黄体機能不全、軽度排卵障害など)で排卵が遅れたり、排卵しないことがあります。
本当に排卵があるかどうかについて、基礎体温から検証できます。
下記3つの条件を満たせば排卵があると言われています。
①低温から高温へ1~2日以内に移行します(排卵検査結果は陽性反応から陰性反応に戻った後1~2日で高温期に入ります)
②高温期と低温期の差が0.3~0.5度です。
③高温期が12~14日間持続します。妊娠する場合高温期が続き、妊娠しない場合低温期に入ります。
もし高温期入りに日数がかかり、高温期が10日間未満でしたら、黄体機能不全でいい卵を作れない、卵子の発育が悪いと言われています。もし高温期の体温が低いまま生理が来る場合は、無排卵周期であった可能性が高いです。
実際の排卵状況を把握するため、排卵検査薬だけではなく、基礎体温の計測をおすすめします。