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9/28(D20)はほぼ同じ濃さの陽性反応に見えますが、ほかの検査薬はすべて陰性反応です。この3周期分の検査データはまとまった検査結果ではないので、確実な判断が難しいです。
排卵検査結果ですが、LHホルモンの分泌状況を客観的に表すものです。
生理周期の不安定な方、授乳中の方、ストレス・疲れ睡眠不足などによるホルモンが崩れた場合は、排卵検査結果が判断しにくくなります。 排卵検査結果が曖昧な場合は、基礎体温のデータは排卵の裏付けとなり、とても重要になります。排卵検査と基礎体温の計測を継続することによって、自分の体のリズムを知り、早く妊娠することにつながります。
また、”陽性反応が出ても無排卵”の場合があります。
排卵検査薬はLHサージを検知し、排卵日を予測する仕組みです。しかし、たとえ陽性反応(LHサージ)があっても何らかの原因(ホルモン分泌乱れ、黄体機能不全、軽度排卵障害など)で排卵が遅れたり、排卵しないことがあります。
本当に排卵があるかどうかについて、基礎体温から検証できます。下記3つの条件を満たせば排卵があると言われています。
■ 低温から高温へ1~2日以内に移行します(排卵検査結果は陽性反応から陰性反応に戻った後1~2日で高温期に入ります)
■ 高温期と低温期の差が0.3~0.5度です。
■ 高温期が12~14日間持続します。妊娠する場合高温期が続き、妊娠しない場合低温期に入ります。
もし高温期入りに日数がかかり、高温期が10日間未満でしたら、黄体機能不全でいい卵を作れない、卵子の発育が悪いと言われています。もし高温期の体温が低いまま生理が来る場合は、無排卵周期であった可能性が高いです。
”陽性反応出ても良い頃なのに陽性反応が出なかったり”ことについて、
周期ごとに成長する卵胞はいくつがあります。たまに2つ以上排卵されることがありますが、通常は、成長の途中まで消滅し、最終的に成熟卵胞として排卵されるのは1個だけという場合が多いそうです。そのため、卵胞チェックの段階では、卵胞のサイズが分かっても必ずこの卵子が最後に排卵されるわけではありません。卵胞が大きくなれば必ず排卵するのではなく、LHサージがあれば排卵します。LHサージがなければいい排卵はしません。
排卵検査薬を通じてホルモン分泌状況を客観的にみることができます。
1日2回の排卵検査と基礎体温の計測によって、自分なりの排卵リズムを掴むことができます。もし無排卵、ホルモン分泌不足、黄体機能不全などを判明した場合は、それに応じて治療を進めたほうがいいと思います。