排卵検査薬の見方について 投稿者:
たち 投稿日:2015/06/01(Mon) 08:33
No.16099
根本さま
はじめまして。以前は排卵期以外は反応がなく、排卵前にはハッキリとした陽性反応が2〜3日出ており、タイミングが取りやすかったのですが、今年の2月に流産の手術をした後から薄い線がずっと出るようになり、特定が難しくなりました。毎日線が出てしまうのはどのような原因が考えられるでしょうか。基礎体温と検査薬の写真をお送りしますので、ご確認お願いいたします。
基礎体温
5/25 36.19
5/26 36.29
5/27 36.48
5/28 36.40
5/29 36.30
5/30 36.84
5/31 36.92
6/1 36.74
Re: 排卵検査薬の見方について - 根本店長 2015/06/01(Mon) 10:22 No.16103
ご信頼いただき、本当にありがとうございます。
画像を確認致しました。5/27〜5/31の検査結果は陰性反応です。排卵予知が出ていません。
排卵検査薬は、排卵直前に起こるLH(黄体形成ホルモン)の分泌の急上昇(LHサージ)を確認するものです。LHは普段から少量分泌されていますが、しかも個人差や周期による変動があります。真っ白の陰性反応があれば、薄い線の陰性反応もあります。メーカー説明書には薄い線は陰性反応であると記載してあります。薄い線は日常のLH値を表すもので、陽性反応ではありません。
また、たとえLHサージ(陽性反応)があっても何らかの原因(ホルモン分泌異常、不成熟卵、軽度排卵障害など)で実際に排卵しないことがあります。本当に排卵があるかどうかについて、基礎体温から検証できます。下記3つの条件を満たせば排卵があると言われています。
■ 高温期と低温期の差が0.3〜0.5度です。
■ 高温期が12〜14日間持続します。妊娠する場合高温期が続き、妊娠しない場合低温期に入ります。
■ 低温から高温へ1〜2日以内に移行します(排卵検査結果は陽性反応から陰性反応に戻った後1〜2日で高温期に入ります)
もし高温期入りに日数がかかり、高温期が10日間未満でしたら、黄体機能不全でいい卵を作れない、卵子の発育が悪いと言われています。もし高温期の体温が低いまま生理が来る場合は、無排卵周期であった可能性が高いです。
実際の排卵状況を把握するため、毎日欠かさず基礎体温を計測するほうが良いと思います。