排卵検査薬の使い方

◆ 排卵検査薬とは


 黄体形成ホルモンLHは普段から少量分泌していますが、卵子が成熟した頃、LH分泌量が急激に増加し、その急上昇によって排卵がおきます。
 排卵検査薬は、排卵直前に起こるLHの分泌の急上昇(LHサージ)を確認するものです。 一般的に、尿中のLH濃度の上昇が始まってから約36時間以内に排卵します。排卵検査薬の陽性反応によってこのピーク時を知り排卵日を把握します。 排卵検査薬は、タイミング法で妊娠の確率を高めたい方、産み分けを挑戦したい方にオススメします。


◆ 排卵検査開始日の決め方

排卵検査開始日は、生理周期日数と生理開始日によって計算されます。詳細は下記の表を参照してください。


 生理開始日とは、生理が始まった第1日目のことを指します
 生理周期日数は、生理開始日を第1日目として数え、次の生理開始日の前日までの日数のことを指します
 排卵検査開始日は、生理開始日から数えて何日目から排卵検査を開始してよいかを示します

 生理周期が不安定またはわからない場合は、平均28日間にするか、直近3ヶ月の最短周期日数で計算してください

 そのほか、「排卵日検査薬 ドゥーテストLH」のホームページには検査開始日の計算機があります。
 ぜひご活用してください。   計算機のホームページへ、検査開始日を計算してみます!


◆ 排卵検査薬の使用方法

・ 朝一の尿を避け、毎日同じ時間帯の測定をおすすめします。確実な結果を得るため、測定の2時間前から大量の水補給をお控えてください。

・ 検査開始日から排卵予知が出るまで1日1回測定してください。陽性反応が出始め、排卵が近づいてくるようでしたら、 10~12時間間隔で1日2回測定することによって、より確実に排卵時刻を得られます。(例えば:朝7時+午後8時、午前9時+午後9時 など)

・ 生理周期不安定で排卵日を把握しにくい方、産み分けしたい方は、1日2~3回の排卵検査をおすすめいたします。

・ 検査手順ですが、検査薬をMAX線ぎりぎりまで尿に入れ、5秒間~15秒間浸します。判定線が出る部分に尿が吸い上げられたのを確認できるまで浸すことをおすすめします。 取り出した後、横に置き、判定線が出るまで待ちます。【MAX線】を超えると測定失敗(偽陽性)になりますので、ご注意ください。

・ 【排卵検査スティック】の場合

   尿吸収体全体に3秒間尿をかけます。紙コップの場合は5秒間つけます。
   ※尿をうまくかけられなかったり、検査に必要な尿量を十分に吸収されなかった場合、5~10秒ほど延長してください。
   尿吸収体を下に向けたままキャップをし、水平なとことにおいて1分間を待ちます。

・ 判定を行う時間ですが、強い陽性反応なら、40秒以内にコントロールライン、テストラインを確認できます。 弱い陽性反応や陰性反応なら、5分~10分ぐらいで測定ラインの模様を確認できます。結果は30分以内に判定してください。30分過ぎると無効です。


◆ 陽性反応、陰性反応の判断基準



陽性反応(検査紙)

  2本のラインを確認でき、色の濃さがほぼ同様である場合、48時間以内に排卵すると意味します。
  2本のラインを確認でき、テストラインの色が明らかに濃い場合、14~28時間以内に排卵する可能性が高いです。

陽性反応(排卵検査スティック):

  2本線色の濃さがほぼ同様である場合、12~28時間以内に排卵する可能性が高いと予想します。

陰性反応:

  コントロールラインがはっきりするものの、テストラインが薄いまたはない場合、陰性反応です。

検査失敗:

  2本の線は共に現れない、またはテストラインしか出ない場合、検査失敗といいます。もう1回測定してください。


◆ タイミングの取り方、産み分けについて

・ 陽性反応日、その翌日、翌々日が最も妊娠しやすい性交時期といわれます。 妊娠の確率を高めるには、この3日間にタイミングを2回とることをおススメします。

・ タイミング法による産み分けですが、男の子が欲しいなら排卵日に、女の子が欲しいのなら排卵日の2日前に、仲良くをすることが、成功のポイントとされています。 一方、排卵検査薬は排卵24~48時間前から陽性反応が出始め、排卵が終わりましたら、再び陰性反応に戻ります。個人差がありますが、通常陽性反応は2日間ほど継続し、3日目までに排卵します。そのため、産み分けのタイミング指導ですが、目安として、女の子は陽性反応初日で、男の子は陽性反応の翌日、翌々日としています。

・ また、個人差や周期差によって陽性反応の現れ方、継続日数が異なります。陽性反応が1日しか出ない方がいれば、3日間ほど継続する場合もあります。 そのため、タイミング法による産み分けはすべての方に通用するわけではありません。


◆ 判定に関する注意

LHは普段から少量分泌されていて、しかも個人差や周期による変動があります。 排卵検査薬は、尿中LH濃度の「高い、低い」を判定するので、日頃から尿中のLH濃度が高い場合等は陽性判定の続くことがあります。 逆に、分泌量のピーク時でも濃度が低いとき等、陰性の続く場合があります。

 次の場合、検査結果が陰性になることがあります

  ・ 生理周期が不規則
  ・ 無排卵週期
  ・ 検査開始日が間違って陽性反応を見逃した
  ・ 分泌されるLHが低濃度あるいはLHサージが短時間で終了した
  ・ 大量の水分摂取等で、尿中LH濃度が低下したとき
  ・ 検査の操作が正しくない場合 など

※ 陰性が続いた場合、今回の検査では尿中LH濃度の上昇は認められなかったことを意味します。 検査を継続するか、次回の生理周期を待って再検査してください


 次の場合、検査結果が陽性になることがあります

  ・ 生理不順、ホルモン分泌の乱れ
  ・ 不妊治療のための薬剤投与、ホルモン剤服用、注射
  ・ 内分泌障害、多嚢胞性卵巣症候群
  ・ 尿が過度に濃縮される等により尿中LH濃度が上昇した場合
  ・ 妊娠中、分娩後、流産後、
  ・ 胞状奇胎・絨毛癌等の絨毛性疾患

※ 陽性が続いた場合、今回の検査では排卵日を予測することができなかったことを意味します。 次回の生理周期を待って再検査するか、産婦人科医にご相談ください

◆ 検査薬の保存方法

  ・ 0℃~30℃常温保存してください。冷凍してはいけません
  ・ 湿気に弱いので、検査精度を保つため、開封したら早めに使うことが大事です